あなたにオススメの地方移住スタイルはどれ?

home
(写真=PIXTA)

最近、若い世代の地方移住への意識が高まってきています。内閣府が実施した世論調査によると、都市部に住む30代のうち農山漁村地域に定住したいと思っている人の割合は、2005年の17.0%から2014年には32.7%にまで上昇しました。これが近年のIターン、Uターンへの注目につながっているのかもしれません。

ただし、ひと口に「地方移住」といっても、期間や目的によってさまざまなスタイルがあります。数日間だけ体験的に移住をしてみたい人や数年規模の定住を考えている人、特定の仕事がしたい人、自然豊かな環境に惹かれる人では、適した移住スタイルは違ってくるでしょう。ここでは自分にあった移住スタイルを選ぶためのコツや、着目すべきポイントを紹介します。

移住にはさまざまなスタイルがある

移住には大きく分けて、上記の4つのスタイルがあります。まず一つめが、特定の地域に1週間から2~3ヵ月の期間限定で滞在し、田舎暮らしを体験したり、地元の人との交流を楽しんだりする「短期滞在型」です。移住というよりは少し長い旅行のようなイメージですが、都市部で生まれ育った人が田舎暮らしを体験するのにはちょうどいい移住スタイルです。

これに対して、3ヵ月〜1年ほどの長い期間滞在する「長期滞在型」は、ある程度移住予定地域を絞り込めていて、その地域を知りたい人におすすめです。セカンドハウスを契約すればじっくりと滞在することができ、本格的な移住の前段階として利用できます。

こうした滞在型の移住の中には、地方産業の支援を目的とする移住も含まれます。たとえば新潟県では「にいがたグリーン・ツーリズム」と銘打って、地元の農業や林業、漁業などを体験し、自然に触れ合う1~2日のツアーを開催しています。地元の農家、漁師などを「なりわいの匠(たくみ)」としてインストラクターに認定し、県での就業に興味を持ってもらう糸口を作っているのです。

定住スタイルを選んだ人が移住物件をお得に探すコツ

短期滞在や長期滞在を経て移住希望地域を決めた後は、自分のライフプランに照らし合わせて移住スタイルを固める段階に入ります。その地域での暮らしが快適であり、やりたい仕事も過不足なくできそうであれば、すべての生活拠点をその地域に移す「定住型」に移行するのもいいでしょう。一方で、仕事は都市部でしたいが、プライベートは地方で過ごしたいという人には、週末のみ地方移住を行う「2拠点生活」のスタイルがおすすめです。

こうした定住スタイルでの移住を決めた場合、まず確保しなければならないのは住居です。最近では国も地方創生事業を積極的に進めており、地方移住に伴う住居の建築や契約には補助金や助成金が出る場合も多くあります。

たとえば北海道の札幌市では、「さっぽろ圏移住ガイド」があり、札幌に簡単に通うことができるちょっとした田舎の移住情報を紹介しています。隣接したそれぞれの街の魅力が載っていて、住宅支援や子育て支援について比較することができます。

また、空き家の増加が全国的な問題になっているという背景から、空き家をリフォームして住む場合はさらに必要資金を抑えられる傾向にあります。移住・交流支援機構によると、2016年度には10以上の自治体が空き家バンクに登録されている物件のリフォーム費用を助成することを発表し、その額は100万円以上にも上ったのだといいます。

目的によって移住スタイルを選ぶ

特定の仕事や取り組みではなく、田舎暮らしならではのゆとりや自然に惹かれている場合、移住を決めてから仕事を探さなければならないこともあるでしょう。とはいえ「仕事は探せばあるだろう」と、移住してから職探しに苦労するということもあるので注意しましょう。

移住のスタイルによって、着目すべきポイントは大きく変わってきます。いざ移住してから後悔しないためには、自分なりの移住の目的をしっかりと認識しておくことです。計画的に情報収集や滞在を行いましょう。

【オススメ記事】
地方移住ランキング! 2015年は上位に変化が・・・!?
移住する雰囲気がつかめる! 試してみたい地方暮らし体験ツアー 5選
田舎暮らし入門 〜移住する前に確認したい5つのこと〜
田舎へ移住後、失敗する人と成功する人の違いとは?
田舎こそ子育てに最高の環境か? 子育て支援が手厚い自治体5選