歴史情緒溢れる長崎 現代も愛される独自の食文化とは

nagasaki
(写真=PIXTA)

長崎は、歴史情緒溢れる場所として観光地の中でも人気の高い都市です。今回は、長崎独自の食文化について紹介していきましょう。

長崎が独自の食文化を持つ歴史的背景は?

江戸時代、外国との交流を断つ政策下において、長崎は外国交流をしていました。なぜなら、長崎にはオランダや当時の中国との玄関口としての出島があったからです。この出島から海外の文化が入ってきたため、長崎には日本と外国文化の融合ともいえる独自の食文化が根付いています。

たとえば、この出島から「砂糖」が日本に伝わり、長崎は砂糖文化発祥の地といわれています。また、出島から江戸に向かって砂糖が運ばれていたことから、長崎街道は「シュガーロード」とも呼ばれています。長崎街道は、天領である幕府直轄地以外には、佐賀藩・大村藩・対馬藩・福岡藩・小倉藩という5つの藩を通る街道でもあり、外国だけでなく各地域の文化からも影響されているといえるでしょう。

長崎の料理で有名なもの

そんな外国からの文化が入ってきていた長崎には、独自の食文化が生まれました。

● 卓袱(しっぽく)料理
卓袱料理とは、大皿に盛られた料理を円卓に置いてみんなで食べる料理のことで、長崎が発祥となっています。中国風の食事形式ですが、和食、中華、洋食が混じり合ってできているのも特徴です。

● 中華料理
長崎には中華街があることから、中華料理が日本人の口に合うように改良されて食文化として根付いています。たとえば、長崎ちゃんぽんや長崎皿うどんなどが代表的です。

● レモンステーキ
レモンステーキは、長崎県佐世保が発祥といわれています。ステーキという名前ではありますが、薄切りの牛肉を使うのが特徴で、レモン醤油ベースのステーキソースがかかっています。

● 佐世保バーガー
佐世保は造船業や軍港で栄えた都市ですが、現在は自衛隊や米軍基地があります。その米軍のアメリカ食文化を取り入れたのが、佐世保バーガーです。ちなみに、佐世保で作られていることから佐世保バーガーといわれていて、中身についての決まりはないため各店それぞれの味わいがあります。

● トルコライス
トルコライスは、ナポリタンとピラフの上にトンカツが乗っている料理で、大人のお子様ランチと呼ばれることもあるそうです。サラダが付け合わせになっていたり、カレーがかかっていたりします。

● ハトシ
ハトシは、エビのすり身を食パンで挟んで揚げたものです。もともとは卓袱料理の一つでしたが、家庭料理になっていったそうです。ちなみに各家庭では、エビではなく魚や挽肉を用いているところもあります。

● 角煮まんじゅう
卓袱料理の一つであるトンポーロー(豚の角煮)を、家庭でも気軽に食べられるように肉まんの生地のようなもので挟んでいる料理です。お土産としても人気が高い料理の一つです。

長崎のスイーツで有名なもの

砂糖文化の発祥の地ともいわれる長崎ですが、有名なスイーツもたくさんあります。

● カステラ
長崎で一番有名なスイーツといえば、カステラを思い浮かべる人が多いでしょう。元祖を含めて、現在ではさまざまなカステラの店が軒を連ねています。長崎で自分好みのカステラを求めて、食べ比べる楽しさもあるでしょう。

● シースクリーム
長崎のスイーツ会社が販売し、現在では長崎を代表するスイーツともなっているのがシースクリームです。これは、スポンジケーキでカスタードクリームを挟み、上は生クリーム、黃桃、パイナップルがデコレーションされているケーキです。

● かんざらし
かんざらしは島原の夏の名物であり、きざら(中双糖)とハチミツをブレンドしたシロップに、白玉だんごが入っているスイーツです。島原の天然水を利用して作られているのが特徴です。

長崎はおいしい名物が多い

このように、長崎は独自の食文化があり、長崎でしか食べることができない名物料理が多くあります。また砂糖だけでなく、ビールやたばこ、ジャガイモなども長崎から伝わったといわれています。

長崎へ行くときには、食文化について調べたうえで訪れてみるのもいいかもしれません。

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