柑橘王国・愛媛 甘くて人気のみかんブランド6選 王道から新品種まで

iyomikan(写真=PIXTA)

 梅雨が明ければ夏本番だが、心配なのが夏バテだ。その予防にはクエン酸が効果ありとされている。夏バテ予防として、クエン酸が豊富な柑橘(かんきつ)類は是非積極的に食べたい。今回は、生産量日本一の柑橘王国・愛媛が誇る人気品種を紹介しよう。

愛媛は日本一の柑橘王国

 柑橘とはみかんと中晩柑(ちゅうばんかん)の総称である。中晩柑(中晩生柑橘)とは、1月~5月ごろまでに収穫される、温州みかん以外の柑橘類を指している。柑橘類の収穫量で、愛媛は計23.9万トンと、日本一だ(2013年調査)。40年連続でトップの座を守り続ける愛媛は、まさに日本一の柑橘王国の名にふさわしいといえる。

 フルーツ売場に行ってみると、糖度が表示された果物が目に入る。糖度は100グラム中、何グラム糖度が含まれているかを示しており、フルーツの中で一番糖度が高いぶどうで平均17度程度だ。そのほか柿が16度、メロンが14度、りんごやイチゴも12~15度ある。

 糖度が高くても酸味があると甘みが消されるため、数字の高さが甘さに直結するとは限らないが、一般的に12度以上あると甘みが強いといえるだろう。柑橘類というと酸っぱいイメージもあるが、みかんの糖度は平均10度程度とされている。高糖度の品種も増えており、酸味が強いものから甘みの強いものまで、幅広い種類がある。

今旬な品種から王道・新品種まで愛媛が誇る人気ブランド

 柑橘類のなかでも、今旬の1品種と王道2品種、新顔3品種を紹介しよう。

● 河内晩柑(かわちばんかん) (今旬 ・ 糖度11〜12度)

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(写真=PIXTA)

 見た目はグレープフルーツに似ているが、グレープフルーツのような苦味はない。果汁が多く、さっぱりとした甘みがある。この河内晩柑、3月〜8月と収穫期が長く、初期は甘み酸味が強く、後半はさっぱりとした味になるなど、長く楽しめるのも特徴だ。

● はるみ (王道 ・ 糖度12~16度)
 全国的にも有名なブランド柑橘だ。「清見」と「ポンカン」の交雑種で、1999年に品種登録された。果肉のつぶつぶ感にハリがあり、果汁も多めで豊かな香りが特徴だ。外の皮がやわらかいのでむきやすく、中の皮も薄いので皮袋ごと食べられる。旬は1月頃。

● デコタンゴール (王道 ・ 糖度13度以上)

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(写真=PIXTA)

 見た目はボコボコしていて不格好だが、高い糖度と味のよさが愛される実力派だ。濃厚な甘さとまろやかな酸味のバランスが良く、「不知火(しらぬい)」「ヒメポン」などいろいろな呼び方で親しまれている。旬は3月上旬~4月下旬。

● せとか (新顔 ・ 糖度13度程度)
 新品種ながら柑橘の女王とも呼ばれ、芳醇な香り、甘みの強さと酸味の好バランスが特徴。皮が薄いので手で簡単にむけて食べやすく、果汁もたっぷりだ。見た目が美しく、生産量が少ないので高値で取引される。旬は2月下旬~3月上旬。

● 媛まどんな(ひめまどんな) (新顔 ・ 糖度12度以上)
 ゼリーのような果肉が特徴の媛まどんなは、新品種だが人気が高まっている。味も甘くてジューシー。薄皮で種もないので簡単にむけて、そのまま食べられる。旬は12月と冬の収穫の先頭を行く。「紅まどんな」とも呼ばれる。

● 甘平(かんぺい) (新顔 ・ 糖度13度以上)
 「西の香」と「ポンカン」の交雑種で2007年に登録された新品種。特徴は外皮の薄さとぎっしり詰まった甘い果肉だ。種もほとんどなく、大粒の果肉は食べごたえ十分。甘平の中でも大きさや形状などが優れたみかんを厳選した「クイーンスプラッシュ」という新ブランドなども生まれている。旬は1月下旬~2月。

 どれも糖度12度以上で、通常のみかんよりかなり甘みが強い。なかなか見かけないブランドみかんも、インターネットで手に入る。冬でなくても食べられるものもあるので、自分好みのみかんを見つけてみてはいかがだろうか。(提供元:iyomemo