日本は昔から『地方の時代』だった

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(写真=PIXTA)

 最近はよく「地方の時代」という言葉が使われます。皮肉な見方をすれば「地方の時代」になっていないからそういうフレーズがやたら目につくのかもしれません。そういう文脈でいえば「女性の時代」も同じことです。

 しかしながら日本という国は実は江戸時代から「地方が主役の時代」でしたし、「女性が活躍する社会」だったのです。江戸時代に日本の就学率や識字率が世界の中でも群を抜いて高かったことはよく知られています。幕末期においては江戸の就学率は70~80%で、庶民の子供でも寺子屋に行ってない子はあまりいなかったということです。同時代の英国は世界の超大国だったわけですが、主要都市でも就学率は20~25%だと言います。

 また識字率で言えば、江戸期の日本では武士階級の識字率はほぼ100%、町人階級でも50%ぐらいはあったそうです。同じく同時代の英国では庶民階級の場合、ロンドンですら字の読める子供は10%程度だったといわれています。

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