『待機老人』にならないために、「プチ移住」を!

プチ移住
(写真=PIXTA)

 保育園に入れない待機児童は東京に集中しているということは前にこのコラムに書きました。同様に高齢者で特別養護老人ホーム(特養)に入れないいわゆる“待機老人”と呼ばれる人たちも52万人居るといわれています。これは待機児童の数に比べてもかなり多い数字ですし、実際にはこの数字どころではないという意見もあります。

 さらに言えば、これも待機児童と同様、かなり東京・首都圏に集中していることがわかります。東京及び全国20の政令指定都市で約10万人、およそ全体の2割を占めているそうです。

 待機児童の問題の本質は働く人が東京に集中しすぎることだということでした。子供を養う親の働き場所が問題ですから、これは働き方なり働く場所を変えないことにはなかなか解決が難しいのですが、すぐに地方で仕事を代替できる人ばかりではありません。したがってそう簡単にはいかないでしょう。ところが、待機老人というケースの場合、多くは働くのをやめて年金生活に入っているわけですから、その気になれば、人間が集中する東京を離れて地方に移住することもできるはずです。

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